正解
【正解】
舞台の仕事をしていた頃、ある作品の日本初演の立ち上げに携わらせていただいたときのことです。
海外の演出家との稽古で、とても衝撃を受けた出来事がありました。
僕が演じる役のキャラクターや、そのシーンの状況説明を受けたあと、演出家はこう言いました。
「あなたが好きなように演じてみて。」
細かい指示は一切ありません。
戸惑いながらも自分なりに演じてみると、演出家は
「すごくいいね。このシーンの動きはこれにしよう!」
と言いました。
続けて、
「違うやり方でもいいから、もう一度同じシーンをやってみて。」
もう一度演じると、
「これもいいね。それじゃあ、さっきの部分と今回のものを組み合わせてみよう。」
そんなふうに、一つひとつのシーンが作られていきました。
それまで僕が経験してきた稽古では、演出家の中にすでに「正解」があり、その正解に合わないものは次々と削ぎ落とされていきます。極端な場合には、その結果として役者が降板に追い込まれることもありました。
演出家のイメージする「正解」が100点だとしたら、その100点にいかに近づけるかが最も重要だったのです。
一方で、その海外の演出家の稽古は違いました。
役者一人ひとりが持つ世界観と、作品が求める世界観を重ね合わせながら、一緒に作品を創り上げていく。
とてもクリエイティブで、想像力をかき立てられる稽古場でした。
もちろん、どちらが良い・悪いという話ではありません。
どちらにも良さがあり、作品や状況によって、求められるものは変わるのだと思います。
この経験は、ピラティスにも通じるのではないかと感じています。
動きやエクササイズには明確な「型」があり、その正確さを追求しながら行うピラティス。
一方で、一人ひとりの身体が持つ可能性を信じ、動きの目的や意図に向かって、自分自身の感覚を大切にしながら動いていくピラティス。
どちらにも価値があります。
だからこそ、自分に合ったピラティスを選べることが大切なのではないでしょうか。
ジョセフ・ピラティスが語った「身体・精神・魂の調和」。
そして「身体との対話」。
その言葉のように、誰かの正解を追いかけるだけではなく、自分自身の身体の声に耳を傾けながら動く時間も、大切にしていきたいと思っています。
京王井の頭線「駒場東大前」駅西口 徒歩2分 ピラティス専門スタジオ 「Masa Pilates Studio (マサ ピラティス スタジオ)」です。 東京の都心渋谷から近くで、都会の喧騒を離れて「自分を取り戻す」をコンセプトに「スタジオに訪れただけで癒される」ホッとする空間を目指しています。シニア、高齢者、から 産後、マタニティ、腰痛、肩こり の改善。疲労回復、うつ、自律神経 の乱れ。様々な事がピラティスによって良い方向へと導いてくれます。 担当インストラクターMasa(マサ)は元・劇団四季俳優で大手ピラティス・スタジオで沢山の方々と共に、ピラティスの経験を育んできました。運動は苦手だけど、ピラティスなら続けられる。とてもわかりやすい。とのお声をいただいております。ピラティスを通して本当の自分を取り戻しにスタジオに足を運んでください。 Masa Pilates studio 代表 Masa (金田 暢彦)
-1-1.png)